7月8日にタイトルツアーの町歩きを開催しました。
10時に大森町に集合して、海苔の養殖が盛んだった町、大森町(以前は「浜端」と言いました)から第一京浜、産業道路を超えて、東京湾の方へ歩いていきます。
江戸時代から盛んに行われてきた海苔の養殖は、昭和38年の春に終業します。工場ができて海が汚れたり、東京オリンピックが決定して、海が埋め立てられることになったため、海苔の養殖や貝や魚を採っていた漁民はその権利を放棄しました。補償金をもらって、町工場経営、アパート経営などに転向して行きました。それでも、まだ、海苔の流通問屋が残っている町です。
歩いて楽しいのは、海苔の生産をしていた面影、運河に建つ水門、船泊などが残る景色です。
人工島と町を結ぶ見晴橋から広がる景色。公園となった海辺を歩くことです。
潮風でいたむので修理しやすいようにトタンで囲った家もたくさん残っています。
町工場やアパートは最初はブルーのトタンの家が多かったので、「大森ブルー」とよばれたとか。
ゴールは大森海苔のふるさと館。映像による海苔養殖の歴史、土地の変容をレクチャーしてくれるので、とてもわかりやすいです。休憩後、平和の森公園の散策もおすすめです。
<ツアー概要>
・コース 大森町駅⇒厳正寺⇒貴船神社⇒貴船掘緑地⇒貴船水門⇒見晴橋⇒呑川水門(船泊)をわたります⇒京浜運河沿いを歩き⇒大森ふるさとの浜辺公園、浜辺さんぽ⇒大森海苔のふるさと館(レクチャー・見学)解散
★当ツアー開催予定です。日程が決まりましたら、ホームページにてお知らせいたします。