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池上花暦 5月19日 カナメモチ・池上本門寺多宝塔

風花

更新日:2021年5月22日

大坊坂を下りてきたら、大きな木に白い花がいっぱい咲いていた。 ゆらゆらと枝が揺れるから花がきれいに撮れない。


カナメモチかなあ・・と思ったけれど枝があんがい高くて、花がよく見えない。 カナメモチというと生垣・・と思ってしまう. 今ではカナメモチというと、赤い新葉を思い浮かべてしまいます。 モチノキ科ではなくバラ科の樹木になります。

このカナメモチ、多宝塔そばで遭遇。


この塔は、天保2年(1831)の日蓮聖人550遠忌を記念して、日蓮の荼毘所に建立されました。 建立本願主は、江戸芝口講(現・新橋付近)の商職人を中心とした信仰者の集まりである芝口講中です。 この塔を建てる力を持っていたのですね。

屋外に建つ宝塔形式の木造塔としては日本唯一の遺構です。 塔の前には、芝口講中の名の入った石灯籠も建っています。 これを建てた大工や石工の見事な仕事ぶりを、今も見ることができる遺構です。

お会式の日には扉が開けられ中を拝見することができます。 中にも宝塔がおさめられています。

多宝塔の傍で、ひょろひょろと伸びたり枝を横に広げたり。 カナメモチの寿命は、あまり長くないようなのですが、何年ぐらいここに立っているのかな?


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池上本門寺と塔頭寺院の今昔物語・紫陽花の季節の町歩き

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